五分咲きのソメイヨシノ


東京都心は早くも桜(ソメイヨシノ)が開花して五部咲きでした。
今日は桜の季節にそぐわない、5月並みの汗ばむ陽気。
明日は一転してこの時期らしい気温だとか。
暑い日の翌日の平年並みの気温って寒く感じますよね...
気温差で体調を崩さぬよう服装に気をつけないと。

国境の町・サンクラブリーに寄り道

旧泰緬鉄道があった線路跡を、カンチャナブリーからさらにミャンマー側へ進むこと3時間以上。国境の少し手前に小さな町があります。その外れにあるカオ・レム湖にひときわ目を引く木橋が架かっていました。対岸に生活している少数民族のモン族が自力で架けたのだとか。

せっかくなので対岸まで行ってみることにしました。床板の間に数センチくらいの隙間がもれなくあり、ちょっと怖いです。日本だったら、その下に網でも張って転落防止の対策などすると思うのですが、ここはタイ。そんなものはありません。スリル満点。

この湖、水上に家を建てて生活している人が多いです。おそらく漁業で生計を立ててるんでしょうけど。漁にすぐ出ることができて本当に合理的。
この木橋は長さが850mで世界第二位だそうです。ちなみに、世界一の木橋静岡県の大井川に架かる蓬莱橋なんですね。知らなかった。

タイ・ミャンマー国境まで行ってきた

鉄道の旅を満喫した翌日は、ミャンマーとの国境を目指し、ひたすら車で北西へひた走りました。
宿から走ること約3時間、途中険しい山道を超え、ようやくたどり着きました。

タイ側にあるスリー・パゴダ(三仏塔)が並んでます。車窓からこれが見えた瞬間、あまりにも感激してはしゃいでしまいました。余談ですが、塔たち、ガイドブックに載っている写真より綺麗になっているので、最近塗装しなおされたのか、しっかり掃除されたのか。

塔の右手に、イミグレーションオフィスがあります。2013年2月現在も国境を行き来できるのはタイ人とミャンマー人だけ可能なため、残念ながらミャンマーに入国できず。柵の向こう側にはビルマ文字の看板が見え、異なる文化の世界が広がっていて、そこにも人々が日常を過ごしていることが実感できました。いつか反対側からアプローチしてみたいな。

タイで乗り鉄してきた

2/23〜27の5日間、仕事の区切りというわけではないですが、ちょっとタイに行ってきました。
今回のテーマのひとつ、旧泰緬鉄道の旅。
泰緬鉄道についての詳しい解説は他に譲るとして...第二次世界大戦中に旧日本軍が建設した、タイとミャンマー(ビルマ)を結ぶ鉄道路線でした。途中、風光明媚な箇所が多いこともあり、現在は観光地として人気のようです。映画『戦場にかける橋』の舞台でもあったわけですが、この映画の曲、つい最近初めて知りました。いや、「サル・ゴリラ・チンパンジー」の替え歌は知っていたのですが、映画とこの歌が頭の中でリンクしていなかったというかまあ。。


観光名所としてあまりにも有名なクウェー川にかかる鉄橋。列車は1日に数本しか通らないため、普通に歩いて渡ることができました。渡っている最中に列車が来てしまっても、線路脇に退避するスペースがあるので大丈夫。ちょうど観光用のトロッコ列車が目の前を通り過ぎ、乗客と笑顔で手を振ってみたり。

鉄橋の近くには当時活躍していた蒸気機関車が保存されていました。塗装もきれいに塗りなおされていて、当時の活躍するさまが浮かんできます。

カンチャナブリーからナムトック行き(=ミャンマー方面)の列車に乗ってみました。



途中、風光明媚な箇所を通ります。桟道橋を通過するシーンはスリル満点。線路沿いには列車を一目見ようと観光客が集まっていました。夢中になって列車に接触しそうでドキドキ。

フランスに行ってきた(6) - ロワールの古城群

フランス滞在5日目。前日のオフをはさんで、再び日帰り旅行。
フランス新幹線TGVで1時間くらいかけて、ロワール渓谷へ行ってきました。
渓谷とは行ってもそこまで険しいわけではなく、周囲を山々に囲まれた盆地のような地形です。

ロワール地方の玄関口、トゥールという街の駅に到着。
現地の、ロワールの古城を巡るツアーに参加です。ガイドさんは地元の方で、案内は英語です。英語は多少聞き取れますが、フランス人の英語は少し癖があって聞き取るのが大変。大丈夫か自分?

1箇所目は、レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたクロリュセ城。モナ・リザなどもここで描かれたんだとか。この後訪問するお城に比べてこじんまりとした印象です。ルイ11世の給仕長、エチエンヌ・ルルーにより1471年に建てられたそうです。

隣接するレオナルド・ダ・ヴィンチパーク。敷地はものすごく広いようです。見学時間は1時間弱ですが、敷地をすべて周るには2,3時間はかかりそうでした。

お城の中にはなぜかぬこ様が丸くなっていました。置物かと思ったけどホンモノです。

2箇所目は、クロリュセ城の近く、アンボアーズ城。11世紀にロワール川のほとりにある高台に建てられたそうです。ここもこじんまりとした印象ですが元々はもっと大きいつくりで、フランス革命のときに大半は壊されてしまったようです。

敷地内にあるレオナルド・ダ・ヴィンチのお墓へお参りも忘れずに。

お昼ごはんの後(写真が見つからず...)3箇所目はシャンボール城。16世紀にフランソワ1世により25年の歳月をかけて建てられたそうです。ここは、只々その壮大さに圧倒されっぱなし。敷地も半端なく広く、なんと東京ドームが約11228個分。パリ市と同じくらいのようです。

最後、4箇所目はシュノンソー城。11世紀の文献に初めて登場したそうですが、いつ建てられたのかはよくわかりません。それより、川の真上に造られている、とても珍しい城です。まさにオンリーワン。それゆえ、度々洪水で損傷は受けてるようですが。

反対側にも周ってみました。庭園越しにもう1枚。

城内の一室、ルイ14世のサロンがありました。装飾が派手。

こちらは5人の王妃が使用した居室。それにしても、このような派手目の部屋で落ち着いて眠れるのかどうか。

以上で日帰りツアーは終わり。当日、突然コース変更になり、帰りのパリへ戻るTGVに乗り遅れそうになったのはここだけの話です。

...長くなってしまいましたが、あと1日分書いたら完結です。マイペースで本当にすみません。