近代科学資料館に行ってきた。

JR中央線各駅停車・飯田橋駅から歩いて4分くらいの場所に、東京理科大学の近代科学資料館があります。

この資料館の常設展のひとつに、計算機の歴史についての展示があるんですね。
古代は縄に作った結び目の位置や数で表現したものから、算盤、計算尺、機械式計算機、と続いて、電子式計算機、大型計算機、パソコン・コンピュータゲームへと進化していく様子が伺えます。あ、電子計算機って要するにコンピュータのことです。
これらの展示を見るだけだとどうしてもマニア向けになってしまうのですが、タイガー計算機と呼ばれる機械式計算機だけは、見学者が一部の実物に触れて実際に計算することができるようになっています。数値を入力して、左右に付いてるレバーを回したりして四則演算をするのですが、これが楽しくて、20分くらい計算に熱中してしまいました。最初は使い方すらわからなかったのですが、数十年前に作られたと思われる、現代人にはとっつきにくい表現の取説と睨めっこしながら少しずつ理解しつつ...
AppleIIなどの有名なコンピュータなども実物を初めて見て何か感激していました。写真でしか見たことがなかったもので。
あと個人的には、東海道新幹線が開業した当時の営業ダイヤを算出したという、ベンデックスG15という真空管式コンピュータが気になりました。
日本にはコンピュータ関連の博物館ってあまりないんですよね。いや、あるのかもしれないけど存在を知らないだけかも。
いつか、アメリカ合衆国カリフォルニア州マウンテンビューにある、世界最大規模のコンピュータ歴史博物館にも行ってみたいですね。